コスパがいい自作ベッドフレームを2×4材を使って作る&キャスターを装着する

DIY

どうも【食べるのは海行くのは山が好き】ヤマトです。

小さいころから畳の上でずっと暮らしてきたのもあって、ひとり暮らしを始めたら絶対ベッドがいいと思っておりました。

ですが引っ越した当初はあまりお金もなく、安くそれなりのベッドを手に入れるべく考えたのがベッドフレームをDIYで作成することでした。

今回はそのベッドにキャスター付けて移動できるように改造を施したので合わせてご紹介しようと思います。

自作には見えないなら、自作でいいじゃない

ベッドとベッドフレーム

おさらいなので先に完成形になっちゃいますが、シーツとってベッドとフレームのみの状態です。(左下の白いのは壁紙のアト;)

フレームの外側を茶色に塗装しているので床と同化しちゃってわかりづらいですが、あまり自作したようには見えないと思いませんか?

というか、フレームしっかり見る人ってあんまりいませんよね?

僕は部屋に入れた人に、他のインテリアにつっこまれることはしょっちゅうですが、このベッドについてはいまだに誰にも何も言われません。(あえて無視されている場合は除く)

そんな存在ならわざわざ買わなくても良いと思うのです。

自作ベッドフレームのミリョク

ここからはまず僕の考えるベッドフレームを自作することの良さをお伝えします。

  • 搬入出と処分が楽
  • 好きな色に塗れる
  • 丈夫で安い

搬入出が楽

このベッドフレームはすべてホームセンターで変える木材でできていて、カット済みなら最大でも2mの長さなので、何回かに分ければ一人で部屋まで持ち運べてしまいます。

分ければ回数は増えますが、女性でも余裕です。エレベータもたいがいのものには載るはずです。

引っ越しになっても分解すればまた同じように運べるし、不要なら手ノコで切って小さくして燃えるゴミにポイできます。

好きな色に塗れる

無垢のまま使ってもいいし、塗ってもいいし。

シャビーな感じにすればアンティークスタイルに合うし、ブラックにすればモダンスタイルに合わせられる。

ちなみにフレームの周囲だけ塗ることをオススメします。ベッド乗せたら見えない部分は塗らなくてヨシ。塗料によってはベッドに色が移っちゃう可能性もあるし材料材かさむから。

塗料は100円ショップでも売ってるよ。

丈夫で安い

このベッドフレームにかかる材料費はおおよそ5,000円前後です。実は、ネットを探せばこの程度の金額でもあるにはあるんですよ。

でも、よーく見てみると、4つ足でできているものってあまりないんです。

実はこれは僕がフレームを買うことに躊躇した一番の理由です

ネットで売られている安価なものは足が6個が多いんです。(コストと設計上の理由なのでしょう。)

4つ足だと、下に荷物も入れやすいし掃除もしやすい。かくれんぼにも最適。見た目もすっきりです。

このベッドフレームは安くてかつ簡単に強度が出せるという点で優れています。

自分で作ったという達成感プライスレス。

作成例

ベッドを持ち上げたところ
魚眼レンズを使って撮影しています
すのこを取ったところ
魚眼レンズを使って撮影しています
足の部位の拡大
足の部分を内側から
すのこの真ん中を下から見た画像
中間部分を下から

イメージはつきましたでしょうか。まあ塗装が雑なこと笑

ポイントは3枚目の写真のように足を天板受けで挟むことです。これにより4つ足で支えられる構造になります。

なお1枚目のように天板となるすのこ状の板は中央の一枚のみを固定して、あとはただ載せているだけです。工数削減と分解のしやすさのためです。

それで必要なものと手順を紹介していきます。

材料と道具

ビスをガシガシ打ち込んでいくので、電動インパクトドライバーか電動ドリルドライバーを用意してください。手ドライバーでやっていたら日が暮れてしまいます(´・ω・`)

木材を買うついでにホームセンターでレンタルしましょう。

ビスを打つとき割れないように下穴あけ用のドリルビットを用意しましょう。こうゆうやつ。100円ショップでも売っております。

木材割れたらテンション下がるよ。

あとは10cm程度の定規かメジャーがあればいいです。

必要な材料

①枠となる木材

  • ツーバイフォー材(2000mm):2本
  • ツーバイフォー材 (1000mm):2本

②足となる木材

  • ツーバイフォー材(210mm):4本

③天板受けとなる木材

  • 30×40もしくは45×45の野縁材(1915mm):2本
  • 30×40もしくは45×45の野縁材(75mm):2本

④天板となる木材

  • ワンバイフォー材 (915mm):13本

⑤ビス

  • コースレッド(4×60mm):50本
  • コースレッド(3〜4×40mm):2本

ホームセンターに品揃えに差がありますので、なるべく大きなホームセンターとカットサービスを活用してなるべく安く上がるようにすると一層このDIYの意義が増します。

③の野縁材はサイズは木口の辺がそれぞれ20〜40の間なら多少違っていても良いですし、野縁材じゃなくてもいいです。なお簡略化のため作例では150mmの長さで使用している部材を85mmに変更しました。

参考としてカットレシピをご用意しました。

木材カットレシピ

12フィートまでならだいたいのお店にあると思う。

どこのホームセンターでもカットサービスは必ず多少の誤差が出ると言われると思いますが、問題ありません。

また木材はなるべく節(黒い枝のあと)がないもの、反りの少ないものを選んでください。反りは床に置いてみるとわかります。

あと、コーススレッドとは木工作品に向いているビスです。こうゆうの。でもコースレッドでなくても止められればなんでもいいです。

ビスの長さはツーバイを2枚止められる長さが欲しいので50〜60mmにしてください。太さは3〜4mm。一部ビスが長いと困るものがあるのでそれは短い40mmで。

組み立て

カットされた木材が揃えば、あとは楽勝です。少しだけ位置を調整しますが、あとは目視で配置できてビスでガンガン組み立てるだけ。

早い人なら数時間で組めるよ。

一応、それっぽく作成手順を説明いたしますが、正直、最終的に組み上がればどうゆう手順でも大丈夫です笑

作業手順
  1. 枠を作る
  2. 足を付ける
  3. 天板受けをつける
  4. 天板を載せる

枠をつくる

組み立て手順のその1

まずツーバイの2000と1000を図のように組んでビスを各2本ずつくらい打ち込んでください。このとき2000を1000で挟む関係にしてください

足を付ける

組み立て手順のその1

足を内側の角に付けます。大事なところですので内側から多めに4つほどビスを打ち込みましょう。また、念の為側面からも1発うってください

このとき付ける位置は枠の上部端面から20mm開けてください。天板の厚み分です。

あと、ツーバイ1000の方に向かって広い面をくっつけてください

もうメジャー放り投げていいよ。

天板受けをつける

組み立て手順のその3

天板受けの長い方と短い方を順番に取り付けます。高さはさきほどの足に揃えてください。

受けの木材は細いので、ここからはなるべくドリルで下穴を開けてから取り付けるのが確実です。

天板を載せる

組み立て手順のその4

あとは天板となるワンバイを上に並べるだけです。中央の1枚のみ上からビス止めしてください。これで中心の幅を固定できます。

あとは等間隔で残りの天板を詰めれば完成です

簡単だね。

キャスター取り付け編

さてここからは番外編。

家具になんでもキャスターとりつけたい病にかかっております。

壁ぎわにベッドを置いているのですが、いかんせんシーツやパッドの洗濯時に取り外しが大変で

大型のキャスターを安く手に入れたので取り付けることにしました。

中古ですが、かなり頑丈なやつ

ナンシンのキャスターS-100というやつですが、いまは後継品になっている模様。

許容荷重がひとつ170daNとなっていて、今回のベッドフレームは材料と合わせても50kgいかないくらい。

ネットを頼りに計算すると、安全率を2倍として計算しても340kgまでは余裕で耐えられるカンジなのでカビゴンでも乗らない限りは大丈夫のようです笑

ただしもともとキャスターをつけるための設計でないものを適当に改造するので、参考にされる方は自己責任でおねがいします。(;^ω^)

足とキャスターの長さ

完全にたまたまですが、足とキャスターの長さが同じでしたので、改造前後の高さは変わらないことになります。

余分なところをのこぎりで切断

ベッドの足を切断

面倒なので、そのまま切りました。天板の受けも、ツーバイ一つ分の幅で切断。

キャスターの載る面を確保

キャスター分の面積を作る

そこに、切った足の長さを調整してもともとの足と並べてビスを打ちます。

キャスター装着

キャスターを付ける

キャスターを付けます。位置はテキトーですが、ベッドフレームを組むときに打ち込んだビスと干渉しないように微調整が入ります。

足周辺はビスがいっぱいなので、ビス同士が当たることがあるよ。

これを足4つ分すべてやります。

完成

キャスターつけたベッド

無骨になって、見た目に関しては個人的には気に入ってます。

1ヶ月ほど使用していますが、上に乗っても安定感はあるし、耐久性は問題ないかと。

使い勝手としては、ストッパーを付けても多少前後左右に動くので、他に固定する何かがあったほうが良いかなと。

動きはめちゃくちゃスムーズで、シーツの洗濯が捗ります。

さいごに

今回ご紹介した作り方はあくまでも一例ですし、この作り方を参考にして、カスタムしていただけたらと思います。

また、キャスター化に関しては、はじめからキャスターつけるつもりなら、足となる部材をもう少し木口面の広いものにして取付面を確保したほうがいいのかな〜と思っていましたが、そうするとビスを相当長くしないと組めないので、結果的にはこれがベストだったりするのかも知れません。

こうやって改造できるのもDIYのいいところですね。

また一つ快適になった。

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